妄想

Amazon定期おトク便に期待。

Amazonが『定期おトク便beta』なるサービスを開始しました。簡単に言うと、特定の商品を指定した頻度で自動的に発送してくれるサービスです。途中の頻度変更やキャンセルも可能、支払いはその都度と、至れり尽くせりです。 今現在のベストセラーランキングを…

「本=モテる」という付加価値

本の弱点 本はモテない。「読書をしていたら、彼氏/彼女ができました」なんて話は聞いたことがない。これが出版衰退の一因ではないか。 そこで、出版業界で「本=モテる」という付加価値を捏造する。 STEP1 non-no、anan、Seventeen等の主要ファッション誌…

発売お知らせメールなんて必要ない。今すぐ商品を発送してくれ。

発売お知らせメール 新商品の発売お知らせメールってありますよね。Amazon利用者であれば、上記画像のメールがお馴染みかと思います。このメールは、お気に入りシリーズの新刊発売を教えてくれる事もあるので、ありがたい存在です。最近だと『世界の危機はめ…

文学フリマで何も買えなかった自分に絶望した

色々ありまして、文学フリマに参加しました。 で、何か買おうと思って一度会場を見回ったのですが、何も買えず。一切下調べを行わずパンフレットさえ持っていなかった事もあって、どのお店がどんな商品を扱っているのかさっぱり分からず…。「お?良さそうじ…

ブックオフにあった自由価格本の版元

事実誤認があったので、お詫びして削除致します。→お詫びエントリー ブックオフ渋谷センター街店が扱っていた自由価格本の版元は以下の通りです。 御三家 ゴマブックス 情報センター出版局 NOVA出版局 自由価格本コーナーには上記3社の本が目立ちました。特…

ブックオフの単行本に謎のラベルが

今日、自由価格本の調査等々を兼ねて、ブックオフ渋谷センター街店へ行ってきました。「せっかくBOOKOFFに来たのだから、100円で何か買って帰らねば!」と言うことで買った『出版〈2005年版〉 (最新データで読む産業と会社研究シリーズ)』に、謎のラベルが貼…

近状報告と次回予告

近状報告 生きております。仕事もやや忙しくなってきて*1、更新の気力があったりなかったりです。どこぞの取次がブックオフに在庫を売りさばいている件を更新しようと思っているのですが、筆が進まず。 ラノベを読む週間は継続しておりますが、感想を書くモ…

『あたし彼女』を書籍化してみた

今話題の「あたし彼女」*1を読んでいます。なんとか読めます。現在105Pです。通勤中に読み進めようかなと思います。 この「あたし彼女」は「日本ケータイ小説大賞」の受賞作なので、これまでの流れからするとスターツ出版より書籍化されるはずです。 さて、最大で…

ハリーポッターと三省堂の割引販売

三省堂、ハリポタをセット割引する 三省堂が、ハリポタを全巻セットで割引販売しているみたいです。 三省堂書店/ハリポタを“セット割引”/3割安で在庫完売めざす(2面) 新文化2008年9月4日号2面 新文化によると、三省堂は、ハリーポッター1巻から7巻を豪…

売上げは特約店が9割

ダイヤモンド社、書籍が過去最高売上げで大幅増収 9月16日、特約店会のダイヤモンド・パートナーズクラブ総会で2007年度(07.4.1〜08.3.31)の実績が発表された。書籍は前年比16%増で過去最高の売上げに。雑誌も同3%増で売上高は134億円となり、同7.2%増…

とある電車にて

障害対応の残業を終えて、電車の入り口部分でラノベを読みながら帰宅していた時の事。ふと周りを見渡すと、入り口近くが下の図のようになっていました。 内訳 左上:若いお姉さん(文庫) 左下:私(文庫) 右上:サラリーマン(ソフトカバー) 右下:おじさ…

ラノベ御三家は不親切?

本日のエントリーは、108年目の初恋。2 (ファミ通文庫)のあとがきが元になっています。既出っぽいネタです。 ラノベのアンケートはがき ラノベを買うと、アンケートはがきが入っています。正式名称は「愛読者カード」でしょうか。しおりが入っていない時に重…

本屋になったブックオフ

ここ最近ブックオフが色々やってますね。 ブックオフ、新刊書店運営会社を買収へ ヤオコー子会社で「TSUTAYA」22店舗などを運営する?ワイシーシー(本社=埼玉・川越)の全株式を9月30日付で取得、100%出資の子会社とする。 新文化 - 出版業界紙 - ニュース…

トーハンの新企画を入手しました

業界の方からのリークにより、トーハンの新企画を入手しました。その企画書のTOPページが以下の画像です。 「DEATH & REBIRTH トーハン新生」なる企画らしいですよ。 以上、「ゼーレの仮面のロゴを、トーハンのロゴに変えたら面白いんじゃね?」という安易な思…

書店員の生態を図にしてみた

先日Twitterで『すごいよ!!マサルさん』の食物連鎖ネタ図、書籍発注の流れに置き換えたら「意味不明だけど合ってる」になりそう*1という話がありました。 出版流通であれこれ考えたのですが上手くいかなかったので、代わりに書店員の生態を図にしてみました…

出版不況という嘘

出版業界は、不況なのでしょうか? 不況とは何か 「出版不況」という言葉があります。この言葉は、出版業界の現状を端的に現した言葉として、様々な場所で用いられています。このブログでも度々使ってきました。全く関係ありませんが、シュッパンフキョーは…

書店の未来をデザインする

本の学校・出版産業シンポジウム2007記録集―書店の未来をデザインする作者: 本の学校出版社/メーカー: 唯学書房発売日: 2008/07/28メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 51回この商品を含むブログ (19件) を見る Amazonアフィリエイトの紹介料で購入…

やる夫で学ぶ書籍再販制度導入(やる夫づくし編)

導入 ____ / \ / _ノ ヽ、_ \ / o゚((●)) ((●))゚o \ ほんとはまじめなエントリーでやりたいんだお… | (__人__) | \ ` ⌒´ / ____ / \ / _ノ ヽ、_ \ / o゚⌒ ⌒゚o \ でもまじめなエントリーは書くのがしんどいお… | (__人__) | まじめ…

ブックオフが洋販を支援する2つの理由

追記:洋販システムサービスなる壮大な誤字を訂正orz 洋販が自己破産しました。お疲れ様でした。グループ会社の洋販ブックサービスは民事再生法を適用し、ブックオフの支援を受けて頑張る模様です。 本件、少し整理してみましょう。自己破産直前の状態を図に…

ジャニーズと出版社 

注:ご存知の人にはお馴染みのネタになります。ご了承下さい。 なお、本日のネタ元は週刊現代は講談社: 150坪×2 書店員Blogです。 ジャニーズと出版業界 他の業界と同様に、出版業界もジャニーズのお世話になっています。やはり、ジャニオタの購買力は馬鹿に…

公取が神な件

公正取引委員会が本気を出した。なんだこの資料、素晴らしすぎる。 資料:書籍・雑誌の流通・取引慣行の現状(注:pdf) 出版業界の現状が綺麗にまとまっている。特にいいのが、p12の「図表13 取次経由の流通・取引慣行の実態」である。出版業界の金とモノの流…

返品率とか 書店編

先日のエントリで「アンフェアだ」との指摘を受けたので、書店のやりたい放題もエントリにします。 書店も返品率を高くすると思われる行為を行っています。それは「見込み発注」「金融返品」「閉店」の3つです。 見込み発注 見込み発注とは、「これくらい売れる…

返品率とか。

いまいちまとまらないので、適当に書き散らかす事にしました。 確かここ数年の返品率は30%後半あたりを推移していたと思います。40%目前です。出版された本の40%は売れることなく出版社に戻ります。異常だと思います。 なんでこんな事態になってしまったの…

雑誌愛読月刊のキャッチコピー

non-no読んでたら、とんでもない広告に出会った。雑誌愛読月間 via kwout 雑誌にお作法はございません 前から読んだって、後ろから読んだっていい。 丸めて読んでも、折って読んでもいい。 好きなページは切り取ったっていい。 突然の雨には、傘にしたってい…

千代田線の抱える冷房的欠陥

私は通勤で千代田線を使っています。本エントリーはその千代田線への文句です。 暑さと満員電車。 ここ最近急激に暑くなってきました。満員電車の生き地獄っぷりも拍車がかかっています。乗っている人としては、冷房を全開にして少しでも快適な車内を作り出…

【異種格闘技戦】書店?売上げランキングTOP5

書店売上げランキングTOP5がどこか知っていますか? - 60坪書店日記の番外編です。 Amazonとコンビニの売上げ 先日のエントリーで「Amazonとコンビニは?」というご指摘を受けました。AmazonはAmazon.co.jp単体の売上げが明確に発表されていなかったはずです…

書店売上げランキングTOP5がどこか知っていますか?

書店は営利企業 書店は営利企業です。たまに「文化の担い手」なる怪しい皮を被りますが、本を売ってお金儲けをする組織です。当然、営利企業である書店は、日夜必死に売上げを向上させようとしています。今回のエントリーは、そんな売上げから書店を見ていき…

DSビジョンが酷過ぎる件

ついに始まりましたdsvision.jp。これがあまりにも酷い。何事もスタートが肝心だと思うのだが、このスタートはない。 登録コンテンツ*1は、脅威の43個! 価格は、破格のリアル書籍の3割引き! 参加出版社は、あの新潮社と秋田書店! たった2社、43コンテンツ…

「街の本屋」とは何か

定義が曖昧な言葉 「街の本屋」という言葉があります。類義語として「街の書店」「町の本屋」「町の書店」などがあります。ニュースやブログで度々耳にするかと思います。いまや絶滅危惧種のあれです。 使用例 中小の「街の本屋」は、苦戦を強いられている 地区民…

Googleはボクを幸せにしてくれなかった

知りたい事を検索しても、求める答えが出てこない。今、MPDの責任販売への取り組みを知りたいのだが、検索結果は見た事があるPDFとニュースばかり。だめだこりゃ。 新文化のデジタルアーカイブになら答えがありそうだが、半年で16,500円はちょっと辛い。すっ…