『あたし彼女』を書籍化してみた

 今話題の「あたし彼女*1を読んでいます。なんとか読めます。現在105Pです。通勤中に読み進めようかなと思います。
 この「あたし彼女」は「日本ケータイ小説大賞」の受賞作なので、これまでの流れからするとスターツ出版より書籍化されるはずです。
 さて、最大でも1行10文字程度のこの小説を、どうやって書籍化するのでしょうか。これまでのケータイ小説も文章量が少なかったですが、本作はレベルが違いすぎます。本作をこれまで通り書籍化すると、ページの右半分が大幅に余るはずです。前回の日本ケータイ小説大賞でTSUTAYA賞を受賞した「プリンセス」の1ページの文字量が下の画像くらいなので、下手をしたら1ページの3/4くらい真っ白になる可能性すらあります。
 

 そもそも書籍というフォーマットは、「あたし彼女」のような短文と改行の繰り返しのみで構成されている文書に適していません。にもかかわらず無理やり書籍化しても、作品の魅力が削がれるだけです。ここは書籍ではなく、短文と改行の繰り返しのみで構成されている文書を載せるのに適したフォーマットで出版するべきです。
 では、何で出版するべきか。Twitterでは「トイレットペーパ」「巻物」「日めくりカレンダー」「ポストイット」などでましたがw、一番しっくりきたのが単語帳です。

 1枚に3行くらい載せればちょうどよさそうです。このフォーマットなら、短文が大量に乗っていても違和感を感じませんし、ページをスクロールして読んでいく原作の感覚を、カードをめくる事で再現可能です。すっごいめくるのが大変そうだけど。
 …ケータイで読むのが一番良さそうな気がしてきました。マジでスターツ出版は本作をどのような形で出版するのでしょうか。楽しみです。