アスキーアートで覚えるネットワークの仮想化(Edge Virtual Bridging)

 IT業界は略語が多いです。テキストを読んでもイマイチ覚えられません。「やっぱりアウトプットが大事だよね」という事で、後々まで覚えていそうなアスキーアートを用いて、調べた事をアウトプットしようと思います。多分あってる。

■ただの仮想環境

⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
_________________
        <○√ 
         ‖  ←CPU(仮想スイッチ) 
         くく 
しまった、ここはVM間通信が多い物理サーバだ!
俺が支えてる間に別の物理サーバにvMotionしろ! 
早く!早く!俺に構わず逃げろ

 同一物理サーバ内のVM間通信は、物理サーバ内の仮想スイッチで処理される。という事は、VMの集積率を高めれば高めるほど、仮想スイッチで小難しいほどをすればするほど、物理サーバのリソースが仮想スイッチのトラフィック処理に割かれてしまう。それほどVMが動いていないのにCPUがカツカツみたいな事になってしまう。
 「これでは仮想化にした意味がない、困ったな」と言う事で出てきた解決策が「VEB」と「VEPA」です。

■VEB (Virtual Ethernet Bridge)

⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
_________________ 
    <○√   <○√  
     ‖       ‖  <助けにきてやったぜ!もう安心だ!
     くく       くく   ←物理NIC(CNA)
 CNAさん!!

仮想スイッチがやっていた処理を物理サーバのNICにお任せする方法。こうする事で、物理サーバのリソースをVMの稼働に専念させる。既存のNICは対応していないので専用のNIC(CNA:Converged Network Adaptor)を導入する必要がある。

■VEPA(Virtual Ethernet Port Aggregator)

⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!!⌒Y⌒(。A。)!!! ←VM
_________________
           ~| 
            \○ 
               ‖\  大丈夫か?BOY?
      <○>     ‖/  ←ネットワーク機器
       ‖    / | 
       >>    \ | 
さすがネットワーク機器さんだ!!

 仮想スイッチがやっていた処理を、物理サーバが接続されているネットワーク機器にお任せする方法。こうする事で、物理サーバのリソースをVMの稼働に専念させる。VM間の通信は、物理サーバを一度出てからネットワーク機器で折り返す形になる。普通のL2SWは折り返し(受信したポートへ送信する)が出来ないので、対応している機器を利用する必要がある。サーバ側のNICもCNAに変更する必要あり。
 論理的には各VMがネットワーク機器に直接接続されているように見えるので、従来はサーバ側で実施していたVM用ネットワークの管理をネットワークエンジニアにお任せ出来るのも大きなポイントです。
 VEPAの実装方法としては、仮想マシンMACアドレス(vMAC)を使う方法と、物理サーバ内で専用のTagをつける方法(VN-Tag)があるみたい。VN-Tagに関しては、今度行くNexus1000Vのセミナーで機会があれば聞こうと思います。