Cisco製スイッチの型番の見方
今更ながらのまとめです。書かないとしっかり覚えられない。多分あってる。Nexusシリーズはちょっと自信がない。
昔のモデルだとこの法則に当てはまらない物もあるので、ヤフオクなどで購入する場合はちゃんとググりましょう。
Cisco製スイッチの型番は、ぱっと見ただけで機能が分かって非常に便利なので、ちゃんと覚えておきたい所です。
型番が示している内容
Cisco製スイッチの型番は、おおよそ下記の[]で囲まれた区分に分かれています。それぞれの区分が示す項目は下記リストの通りです。
WS-C[2960][S]-[48][T][D]-[L]
Nexus[22][48][T][P]
シリーズ
ここは色々ありますよね。2960なり3750なり。Nexusだと22=N2K(FET)や55=N5Kなど。
モデル
- 無印 : FastEthernet
- G : GigabitEthernet
- S : FlexStack対応
- C : コンパクトモデル
- V2 : グリーン対応
- X : XPS対応
Gが付いているとダウンリンクがGiga対応、ついていないとダウンリンクは100Mです。ヤフオクでGETする際はご注意を。例えば、WS-C2960-24TC-Lは、ダウンリンクが100Mしか出ません。SとXはGがついていないけどGiga対応です。V2はざっくり説明するとエコモデルです。
ポート数
利用可能なダウンリンク数です。Nexusシリーズは、拡張モジュール搭載後のポート数の場合もあります。
ダウンリンクの種類
- T : カッパーのデータのみ(catalystシリーズ)
- L/P/LP/FP : PoE給電(catalystシリーズ)
- S : SFP(catalystシリーズ)
- T : カッパー(Nexusシリーズ)
- P : SFP+(Nexusシリーズ)
- UP : SFP+&ユニファイドポート(Nexusシリーズ)
PoEは給電ポートの数や能力によって文字が変わります。PoEはあまり関わりがないので詳しくありません。。。
Nexus2248PPはダウンリンクがSFP+なので、LANケーブルは一切刺さりません。LANケーブルを使いたければ、Nexus2248TPにするか、カッパーのSFPを使いましょう。
UPはユニファイドポートの事です。Nexus5548UP/5596UPは、従来のEthernetだけでなくFCやFCoEにも対応できるオールマイティ系女子です。*1
アップリンクの種類
SとDの違いは、SFPかSFP+かです。SFP+だと10Gに対応しています。C(デュアルパーパス)は、アップリンクとしてSFPとカッパーが両方ともついていて、どちらのみ利用可能な形式です。SFPを使うとカッパーのNICは使えません。なお、N5Kにはアップリンクという概念がないので、この項目は存在しません。
IOSの種類
- S:LAN Lite (2960系)
- L:LAN Base
- S:IP Base (3550/3750系)
- E:IP Services
IOSの種類です。種類によって利用できる機能が大きく違うので、購入の際にはカタログをちゃんと見ましょう。L2SWでLink State Trackingをしたければ、LAN Baseが必要です。L3SWでBGPを喋りたければ、IP Servicesが必要です。
実際の型番を見てみる
Nexus2248TPとNexus2248PPの違い
ダウンリンクがカッパーかSFP+か
Nexus5548PとNexus5548UPの違い
SPF+のポートがユニファイドポートに対応しているかどうか