「本=モテる」という付加価値

本の弱点

 本はモテない。「読書をしていたら、彼氏/彼女ができました」なんて話は聞いたことがない。これが出版衰退の一因ではないか。
 そこで、出版業界で「本=モテる」という付加価値を捏造する。

STEP1

 non-no、anan、Seventeen等の主要ファッション誌で、「本=モテる」的な企画をやりまくる。

  • 読書でめちゃモテ
  • 一味違うアナタになれる!
  • クールなアナタを演出!
  • 知的なアナタにカレはくぎづけ!
  • 文学少女にカレはときめく!

 …みたいな?実にセンスが感じられないキャッチコピーだorz

STEP2

 これを信じた女性が本を読み始める。

STEP3

 読書をしている女性との話題作りのために、男性も本を読み出す。

STEP4

 出版業界右肩上がり!

何らかの付加価値を

 私見ですが、多様な娯楽の登場によって、娯楽としての本の価値は相対的に低くなっている。売上げを増やすためには、娯楽としての価値を向上させるしかない。
 しかし、本というメディアはその形態が固定されてしまっているので、自身を変革する事で新たな価値を生み出す事は難しい。であるならば、外部から強引に付加価値をつけるしかない。その方法として「本=モテる」という付加価値の捏造は、それなりに有効ではないか。
 とりあえず、文庫レーベルを持ってる出版社は、製作委員会方式で「福山雅治が車内で本を読む文学少女に恋をするドラマ」をやってみようか。文学少女が読んでる文庫は、各出版社のローテーションで。
 なんだかんだで、それなりに売上げは増えると思う。