ジャニーズと出版社 

 注:ご存知の人にはお馴染みのネタになります。ご了承下さい。
 なお、本日のネタ元は週刊現代は講談社: 150坪×2 書店員Blogです。

ジャニーズと出版業界

 他の業界と同様に、出版業界もジャニーズのお世話になっています。やはり、ジャニオタの購買力は馬鹿になりません。POTATO、Winkup、duet、MYOJOといったアイドル雑誌だけでなく、ジャニタレが表紙のテレビ番組ガイドや雑誌、ジャニタレが出した書籍等、至る所でジャニーズの恩恵を受けています。
 このようなジャニーズ特需の一つに、ジャニーズスクールカレンダーがあります。元バイト先ですら大量の予約が入る鉄板商品です。当然、このスクールカレンダーは、出版社にとっても美味い商品です。*1

ジャニーズスクールカレンダーと出版社

 下図をご覧下さい。下図は2004年から2008年のジャニーズスクールカレンダーの種類と発売元の図です。 

 ジャニーズのスクールカレンダーが毎年ほぼ同じ出版社によって発売されていることが分かるかと思います。
 ですが、2007年はこれまでおなじみであった光文社が存在していません。これは光文社発行の写真週刊誌FLASHのスクープが、ジャニーズ事務所の逆鱗に触れたためだと言われています。簡潔に言いますと、「てめー、うちのタレントを悪くかきやがって!今年はカレンダーの権利あたえねーから!」というわけです。カレンダーの売上げをちらつかせて、言論統制を行おうとしているといってもいい。

講談社オワタ\(^o^)/

 おそらくですが、講談社は、2009年のジャニーズスクールカレンダーを出せないでしょう。なぜなら、嵐大野スクープ*2を載せた週刊現代が、講談社の雑誌だからです。
 スクールカレンダーの担当遷移を見るに、ジャニーズは講談社を良く思っていない。ジャニーズは、講談社を人気のあるKinki Kidsから外し、嵐からも外し、飲酒騒動を起こしたNEWS担当*3にしました。これはもはや最後通告といってもいいでしょう。「これ以上うちのタレントの悪い事いうと、来年もNEWSだよー。もう嵐に戻れないよ?」と。
 にもかかわらず講談社は、嵐の今後に関わるかもしれない致命的なスクープを掲載してしまった。ジャニーズが黙っているはずがないでしょう。光文社の二の舞になる事は必死です。

出版社とジャニーズ

 スクープ週刊誌を持っていない出版社は、ジャニーズの美味しい飴を気兼ねなく食べる事が出来ます。角川や集英社、学研、マガジンハウス、ワニブックスあたりです。
 その一方で、スクープ週刊誌を持っている出版社は、ジャニーズのスクープをどう扱うか悩んでいるはずです。やりすぎると光文社のように、カレンダーという美味しい飴を食べられなくなります。また、他の雑誌へのジャニタレ掲載禁止という鞭を振るわれる可能性さえあります。 
 そんな中で今回のスクープの掲載を決めた講談社は、凄いと思います。感動した。この調子でFRIDAYも限界突破しませんか?週刊女性とFRIDAYでタッグを組んで、ジャニーズと戦うとかどうだろうか。

*1:大量の販売が見込め、さらに事前予約の買切で返品ないから

*2:http://kodansha.cplaza.ne.jp/wgendai/article/080728/top_01_01.html

*3:NEWSって今人気あるんですかね?