返品率とか。

 いまいちまとまらないので、適当に書き散らかす事にしました。
 確かここ数年の返品率は30%後半あたりを推移していたと思います。40%目前です。出版された本の40%は売れることなく出版社に戻ります。異常だと思います。
 なんでこんな事態になってしまったのでしょうか。…右肩あがりのペースで新刊を出しまくっている版元が悪いんじゃないですかね?
 今日の返品率は、新刊の発行ペースが出版業界の抱えられる限界を超えてしまった結果だと思います。
 出版業界には3つの限界があります。

  1. 取次が一日に処理できる新刊の量
  2. 書店に陳列出来る書籍の量
  3. 消費者が買って読める書籍の量

 おそらく、現在の新刊刊行ペースは2と3の限界を超えてしまっている。2を超えた結果として、置けないから返品されてしまう。3を超えた結果として、売れずに返品されてしまう。そして4割の本が売れずに戻ってくる。
 というわけで、返品率を下げたいのなら無闇に新刊を出さなければいいと思いますよ。え?新刊を出さないと自転車操業が出来ない?潰れろ。
 実際にはこんな単純な理由ではなく、色々な理由が合わさった結果の40%だと思うんですけどねー