ラノベの裏表紙の正しい使い方
今日八王子のアニメイトに行ったのですが、凄く気になった旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)のあらすじが分からなくて買うのを躊躇いました。それに由来するエントリーです。
裏表紙の違い
これらの裏表紙は大きく二つに分けられます。裏表紙にあらすじが載っているものとそうでないものです。多くのレーベルは裏表紙にあらすじを載せています。一方、電撃と富士見ミステリーは、裏表紙ではなくカバーの折り返し部にあらすじを載せています。一見すると些細な違いなのですが、特定の条件において大きな差になります。それはシュリンクされている時です。
裏表紙とシュリンク
シュリンクされているとページをめくる事ができないので、折り返し部に載っているあらすじを見る事ができません。つまり電撃と富士見Mは「イラストと帯だけで選んでね!」ということになります。これってちょっと不便じゃないですか?どんな作品なのか分からないのに買えと申すか、殿様か。
時代の流れ?でしょうか、今やシュリンクされる商品はコミックだけでなく児童書やラノベに広がりつつあります。この状況において、全てのラノベ読者が確実に見る事のできる部位は、表紙、帯、背表紙、そして裏表紙です。これらの部分に、作品に関わる全ての情報を載せて、読者の注意を引き付け購入を促す。これが今日の状況に適したカバーレイアウトのはずです。表紙だけでなく裏表紙にもイラストを載せ、肝心のあらすじを全ての人の目につかない折り返し部に載せるのは、裏表紙の無駄使いです。*2
「うちはイラストで売るんだ」「ラノベはシリーズものが多いんだから、あらすじなんてどーでもいいの」「あらすじはWebで公開してるからいいの」「シュリンクなんて書店の都合じゃん。そんなの関係ねぇ」というのなら、それはそれで構いませんけども。