CanCam帝国の衰退?

 CanCamにコラボ付録がつきました。びびった。お客様の前で、『ぴっ!→「ろっぴゃく…え?」』をやってしまった。
 「雑誌は付録デフォ」の時代ですので、当然CanCamにも付録が付いています。これまでのCanCamの付録はダイエットや美容、ファッション等の冊子でした。ゆるふわあいされブックみたいな。脱線ですが、別冊にせずに本誌に組み込め版元め。書店が紐やゴムをかけないような付録の付き方にしたほうが、実売伸びると思いますよ。
 それが今月は、ブランドコラボのポーチです。最近流行の商品付録です。これまでCanCamがコラボ付録を付けた事はなかったと思います。
 このようなブランドコラボ付録は、一種のカンフル剤です。コラボ付録の付いた号の売上げは劇的に伸びます。付録によっては問い合わせ多数で、普段売り切れる事のない雑誌が売り切れる事すらあります。また、中長期的に見ると、その雑誌を読んでいなかった人、読まなくなった人を読者として獲得する事にも貢献してくれるでしょう。
 このカンフル剤を、女性誌の中で頭一つ出ているCanCamが使ったのです。販売促進をしなくても読者が勝手に買っていってくれる時代は終わったという事でしょう。