実にラノベ的な

 

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

塩の街―wish on my precious (電撃文庫)

 ずっと積んでおくのもあれなので、読んでみた。面白かったです。
 特に、最後のシーンの演出が良かったです。最終行の「ーそして、」でページをめくると、次のページには「夜空を飛ぶF14の腹とそれを見上げる少女の見開きイラスト」があるとか素晴らしすぎます。脳内劇場で繰り広げられていたシーン以上のものがイラストで登場しました。イラストを使えるラノベだからこそ出来る演出です。ごちそうさまでした。
 単行本版の『塩の街』では、このシーンはいったいどうなっているのだろうか。