街の電気屋さんが頑張っているらしい。一方町の本屋さんは…

踏ん張る街の電気屋さん

 月刊アスキー12月号に『大手量販店再編の裏で伸張続ける松下の「街のでんきやさん」』という記事が載っていた。
〜〜〜以下要約〜〜〜
 「街の電気屋さんが大規模家電量販店の勢いに押されている」と言われる一方で、松下電器の地域専門店スーパー・プロ・ショップ(SPS)は業界平均を上回る成長を遂げている。その要因は、「商品生涯サービス」と「お客様生涯サービス」にある。
 「商品生涯サービス」とは、購入から使い方、メンテナンスから廃棄に至るまでの商品のライフサイクル全般に関わっていく事。購入者や購入見込み者を対象としたデジタル家電の使い方講座等々。また、お客の間取りや置かれている家具を踏まえた商品提案や耐用年数を元にした買い替え提案など。
 「お客様生涯サービス」とは、顧客が年齢を重ねるに従って痒い所に手が届くサービスを提供していく事。電球一つでも取替えに出向くなどのかゆいところに手が届くサービスを展開する店舗もある。
 さらにSPSはオール電化やリフォームにまで踏み込んだ「家まるごと提案」体制を確立しつつあるらしい。「お得意先の電器係になること」を理念として、家の事は全て任せてもらえる店舗を目指している。
〜〜〜要約ここまで〜〜〜
すげーよ街の電気屋さん。

一方、街の本屋さんは

 そのころ当店は、昔を懐かしみ、文句を言い続けていた。
 最近の店長と社長の趣味は、昔を懐かしむ事である。「ああ昔は60万なんて当たり前に越えたのになぁ」と。「売れない」「配本が少ない」「立ち読みばかりだ」などなど。…そりゃ出版業界自体が沈んでいるのに、やってる事が10年前と何も変わってないんだから当たり前だろと。
 街の電気屋さんは徹底した地域密着・顧客密着で生き残りを果たした。これが街の○○やさんの生き残りの道ならば、定期購読の奨励と個人向けの配達、地域への外商は必須だと思う。
 「おばあちゃんー、今月の今日の健康と趣味悠々の配達に来ましたよー。いつもありがとね。それとこれ、おばあちゃんが好きそうな今月の新刊の一覧です。読んでみましたが、これがオススメです。何かよさそうなのあったら電話して下さいね。そうそう、おじいちゃんが好きな佐伯さんの新刊が出ましたよ。もし良かったら持ってくるので、おじいちゃんに聞いておいてください」
 みたいな事したい。楽しそうじゃん。まぁ「言うは易し、行うは難し。」か。