作者の懐に直接入れようとしてくじけた話

 そしてもし仮に一冊600円だったとしたら、例えば300円が作者、150円ずつが編集と絵師の懐に直接入るような感じに出来たらいいなあとか思います。

ラノベ作家とか絵師とか編集者とかに直接お金を渡したいなあ - ブログというか倉庫

 一度作者の懐に直接入れようとしたことがあります。挫けたんですけどね。

昔話

 浪人の時に買った『D.T.』が最高に面白かった。どれくらい面白かったかと言うと「この面白さは1,470円では足りん。我が心の師匠『痴豚様』こと伊集院光にもっとお金を払いたい。1000円くらい余計に払いたいね」と思っていしまうくらい。
 で、選択肢は2つ

  1. もう一冊買う
  2. 痴豚様に直接お金を渡す

 どちらの方が多くお金が行くかといえば、基本的には後者なわけです。私がD.Tを1470円で払ってもう一冊買ったとしても、伊集院に行くのは147/2で約75円*1。。それなら1470円を直接渡したほうがいい。
 で、思いついた直接渡す選択肢が3つ。

  1. 出待ち
  2. 郵便
  3. 現金書留

 出待ちはやったことがないのでパス。普通郵便で現金を送るのは違法らしいのでパス。ということで現金書留ファンレター作戦に決定。あて先はホリプロ深夜の馬鹿力宛でいいだろうと。
 しかしここで大きな問題が。確か、当時の私国のGNPからすると現金書留が思いのほか高かったのだ。*21000円送るのに500円ほどかかったような記憶がある。「1000円出すのでさえ厳しいのに、手数料500円もかかるのかよ」ということで、諦めてしまった。

本当に好きなら

 だが、今の私国のGNPならその手数料は十分捻出できる。「『のはなし』3刷おめでとう記念」*3の3000円を、現金書留で深夜の馬鹿力に送ることができる。まぁ財布と相談だけど。
 …現金は迷惑かな?「ファンレターに生ものは止めてください」という話は聞くけども、「現金は止めてください」とは聞かないからいいか。
 痴豚様は面白い。月曜のラジオを聞く為に一週間がんばってる。そんな痴豚様への感謝を書籍の購入という形で表してきたわけだけども、印税に換算すると私が彼にあげた金額は僅かである。こんな金額では感謝を表しきれないので、直接現金を送りつける。私にとって、彼はそれだけの価値がある。赤の他人から3000円送りつけられる痴豚様の気持ちは一切無視ですけどね。
 というわけで、ほんとーに好きな作者や絵師がいるのなら、「こんな素晴らしい作品を生み出してくれてありがとー」的な感謝の意をこめて、現金ファンレターを送りつければいいのですよ。本の値段の中で何とかしようとするから無理が出るわけで、それ以外でやればOK。それをみんなでやれば、作者もはっぴー。
 支倉凍砂に「株の足しにしてください!」って現金送ったら、後書きに乗るかもね!

*1:みうらじゅんとの共著なので

*2:小遣い生活中

*3:当店に再入荷したのが3刷だった