お客様と一緒に

 紀伊國屋書店が大賞という形ではあるが、読者POPを募集している。「ついに来たな」という感じ。

 でも、書店員だけがメッセージを発信していてはなんだかもったいない…
 そこで紀伊國屋書店ではお客様にも本の推薦人になっていただき、お客様の作ったPOPを店頭に並べたいと考えました。

http://www.kinokuniya.co.jp/01f/event/popevent.htm

 一度店長に「お客さんにPOP書いてもらいません?」みたいな事を言ったことがある。「誰も書いてくれねーよ」と一蹴されたがorz

お客様と共に

 読者POPは一時的なイベントで終わらせるには惜しい。紀伊國屋さんは常日頃募集するようになって欲しいと思う。
 一日あたり約200冊の新刊が出ている現状において、書店員がその全てを把握する事は不可能に近い。そして店内は書店員が把握しきれない本で溢れる。
 書店員が読んでおススメしたいと感じた本にはPOPが付くわけだが、それ以外の面白い本は、棚や平台の本の山に埋もれてしまっている。これは凄く勿体無い。
 だから、お客様に面白い本を教えてもらえばいい。POPを募集すると、書店員が気に留めていなかった本に多くのPOPが集まる事だってあるだろう。お客様と協力して、本の山から面白い本を探そうじゃないか。そして探し出した面白い本には、お客様のPOPをたくさん飾りつけよう。
 書店はもう少しお客様の声を聞くべきだ。最も多く本を読んでいるのは出版社でも書店員でもない。お客様なのだ。そのお客様と共に売り場を作っていこう。
 
 店長ダメだったけど、経営者夫婦に話をしてみよーかなぁ。