オリコン訴訟、名誉毀損認められる。

 「なんでオリコンインフォバーンじゃなくて烏賀陽相手に訴訟を起こしたの?」くらいの認識しかなかったオリコン訴訟ですが、本日東京地裁で判決が下されたようです。

オリコン烏賀陽裁判、オリコン側の主張をほぼ全面的に認める判決


インフォバーンの月刊誌「サイゾー」2006年4月号に、ジャーナリスト・烏賀陽弘道氏が同誌編集部からの電話取材に答え、オリコンチャートの信憑性を疑問視する烏賀陽氏の発言が掲載され、オリコンがこの発言を事実無根の名誉毀損として、5000万円の損害賠償を求め、烏賀陽氏個人を訴えていた問題で、東京地裁は本日午後、名誉毀損を認め、損害賠償100万円の支払いを命じる判決を下した。

新文化 出版業界紙

http://www.asahi.com/national/update/0422/TKY200804220239.htmlにも載ってた。
 でオリコンのプレスリリースがこちら→pdf
 法的な事は専門化にまかせるとして、このプレスリリースで一つ気になる事が。その部分を以下に抜粋します。

 本訴について、裁判所は烏賀陽氏に対して100万円支払えとの判決を言い渡しました。

 プレスリリースなんて作った事ないのでどういう書き方をするものなのか知りませんが、「100万円支払えとの判決」という表現は社外に公表する文章には適していない様に思えます。こういう公式文章では「100万円の支払いを命じる判決を言い渡しました」がしっくり来ると思うのですがー。
 …オリコンの広報部が「よっしゃあwww勝訴勝訴www」とウキウキしながらプレスリリースを作ったとか。もしくは判決の主文が「被告は原告に100万円支払え」だったり。
 コメントの通りすがりのものさんから指摘がありました。主文自体が「支払え」という形で書いてあるようです。過去の名誉毀損の判決も調べてみましたが、その通りでした。オリコンのプレスリリースは主文の表現をそのまま記載しているようです。もう少し調べてからエントリーを書くべきでした。オリコン様、誠に申し訳ありません。
 とりあえず、来月のサイゾーが楽しみです。まさかサイゾー紙面で黙殺したりしないですよね?