紙面のレイアウトと新聞の価値

 毎日新聞の一面だけは必ず目を通しているのですが、今日の朝日新聞夕刊のレイアウトがいつもと違っていた*1

昨日の夕刊


 これが見慣れたレイアウト。非常にしっくりくる。ざっくりまとめると「3カラム+フッタに広告」というデザイン。フッタは3段が多い。

今日の夕刊


 D&Gの変形広告があるので、レイアウトが全く変わってしまっている。なによりも『人脈記』が縦に長すぎ。天気予報がすごい位置にいる。

レイアウトと新聞の価値

 私が考えている新聞の価値の一つに「変わらぬレイアウトコンセプト」がある。新聞の紙面は「紙面のここには、必ずこの情報を置く」「一つの情報が一部分にコンパクトにまとまっている」というコンセプトによってレイアウトされている。このコンセプトによって作られた紙面は、目を大きく動かす回数が少なくて済むので非常に読みやすく、また一覧性に優れている。 
 今日の夕刊は、その価値が変形広告によって崩れてしまっている。とにかく10段*2/3の人脈記が読みづらい。縦10段にも及んでいると記事が一覧できない。一つの記事はいつも通りぎりぎり5段までに収めて欲しかった。
 変形広告は広告料金が割増になるだろうから、朝日新聞としては美味しい話だったのでしょう。ですが、読みやすさという新聞の価値を自ら放棄するような事はあまりしてほしくなかった。そうしてでも広告を入れなければならないほど苦しいのだろうか。
 

*1:長期的菜比較はしていないです