意見をかわすより「ありがとう」って言えばいいと思うよ。 

 みなさん「ダメ書評のマーケティング的効果」みたいなエントリーに書いたり、「ネガティブで潰れる奴は芸術家じゃない」みたいなコメしたり、「ダメ書評を書く自由」みたいなブクマコメしているようですが、「こんな機会だからこそ、できることがあるんじゃないの?」というエントリーです

書評と作者

 今回のid:m_tamasakaさんの一連のエントリー等々を読むと、以下のような事が想像できる。

  • あなたの好きな作家は、誰かからの無責任なヤジに苦しんでるかもしれない。
  • あなたの好きな作家は、誰かの書評を見てぼっこぼこにへこんでいるかもしれない。
  • あなたの好きな作家は、一所懸命やったことを誰かに批判されてモチベーションが下がっているかもしれない。
  • あなたの好きな作家は、誰かの書評の影響で絵が荒れたり、原稿が落ちているかもしれない

だから「ありがとう」って言おう

 どっかの誰かのせいで、好きな作家の作品が読めなくなる可能性があるのは嫌じゃないですか?私は嫌です。今どっかの誰かのダメ書評のせいで『バカとテストと召喚獣』の執筆が止まったら、『はなまる幼稚園』の連載が止まったら、悲しいです。
 なので、私は好きな作者に「ありがとう」と言うことにします。面白い作品を生み出してくれた作者に「ありがとう」と言うことにします。どーせ誰かがダメ書評を書くのです。ならば、好きな作家が誰かのダメ書評でへこまないように、日頃から蓄えてきた作者への感謝の気持ちを声に出して、勝手に作者を支えようと思います。作品を通じて手に入れた面白さやあたたかさを感謝の言葉に変えて、勝手に作者にお返しします。

みんなもやればいいと思うよ。

 というわけで、みなさんも「ありがとう」って言いませんか?
 あなたの好きな作家が、ダメ書評しか咲いていないネットで苦しまないように、一輪の「ありがとう」を咲かせませんか?
 あなたの好きな作家が、100の好評よりも誰かの1の不評に影響を受けないように、ネットを10000の好評で満たしませんか?
 あなたの好きな作家が、誰かのネガティブを発掘してもへこまないように、ネットをポジティブで埋めませんか?
 ハテブが「○○先生ありがとう」みたいなエントリーで溢れたら、それって素晴らしいと思うんだよね。純粋に。

井上堅二先生。面白い作品をありがとう。

勇人先生。なごむ作品をありがとう。


 書影ではいまいちだったので、手持ちのを激写。*1

*1:こういうのって良くないよなと思いつつ