なぜ紀伊國屋書店のレジは一つでなくなったのか

なぜ紀伊國屋書店のレジは一つなのか - 60坪書店日記のエントリーから、2年が経ちました。もう2年も経ったのですね…。
 同僚から薦められた進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)を購入する為、久しぶりに紀伊國屋書店北千住店に寄った所、集中レジ方式ではなくカウンター毎にレジが導入されていました。レジをちらっと見たところ、硬貨の投入口がついているタイプでしたので、自動釣銭機付きのものになったと思われます。そういえば、以前仕事帰りに寄ったららぽーと豊洲店も個別レジでした。

 なぜ個別レジ方式になったのでしょうか。…教えて!紀伊国屋の人!

 集中レジ方式には下記のメリットがあります。

  • レジ導入にかかるコストを削減できる
  • カウンタースペースを有効活用できる
  • 金銭管理の手間が減る

 紀伊國屋書店にはこれらのメリットを捨ててまで個別レジ方式にしなければならない理由があったわけです。または、それらのメリットを捨ててまでやらなければいけない施策があったわけです。
 外から見える紀伊國屋書店の変化といえば、ポイントカードの導入です。
 ポイントカード関連のレジオペが追加されると、お客様一人当たりにかかる時間が増加します。それを集中レジで処理した場合、全てのお客様の待ち時間が増える事になります。顧客満足度を向上させるはずのポイントカードが、お客様の不満を生み出すのはあまりにもナンセンスです。
 このような状況を回避し、ポイントカードによるCRMを十分に機能させる為に、紀伊國屋書店は集中レジ方式を廃止したんじゃないだろうか。…本当の答えは紀伊國屋の人のみ知るわけですがー。